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コラム
2024年11月26日

【モチコミonline】マグコミで連載!マヒロタバ先生編

漫画家を目指す方と、新たな才能を探している漫画編集者の打ち合わせ(持ち込み)のスケジュールをマッチングするためのサービス『モチコミonline』を運営しております。今回はそのモチコミonlineを通じて商業連載に繋がったマヒロタバ先生と担当編集にインタビューを実施いたしました!実際に利用された方の体験談をご覧ください。

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―この度は連載おめでとうございます。まずは漫画家を目指された理由やキッカケを教えてください。

マヒロタバ:
元々漫画が好きでしたが漫画を諦めました。エンタメ業界でデザイナーをし、間接的に近しい業界と仕事ができていたため納得したつもりでいたのですが、自分で絵を描くこと、ストーリーや世界観に関わる仕事を諦められていませんでした。さりとて自信も足りず…とくすぶる日々でした。
そんな折、二次創作で描いた漫画をネットのお陰で沢山の人に見てもらう体験をし、一次創作を描き、後悔しないように持ち込みをしてみよう、と考え始めたのがキッカケです。

―ありがとうございます。一度諦められてしまう前、直接持ち込みや出張編集部の参加経験はあったのでしょうか。

マヒロタバ:
だいぶ以前、同人イベントの出張編集部に二次創作で持ち込みをしました。そのときは酷評を頂いてしまったのですが、昨年参加してみたところわかりやすいアドバイスと温かいお言葉を頂いたので、名刺を貰えるようにもっと描いてみよう、と思えました。

―それは素晴らしいですね。成長を実感した瞬間だと思います。そんな中、モチコミonlineに参加されたキッカケと魅力的だったところを教えてください。

マヒロタバ:
参加したキッカケは、開催直前にSNSのフォロワーさんにこんなものがある、と教えて貰ったことです。教えてもらったことに感謝しています。
家にいながら作品を直接見てもらえる、というのがかなり驚きでした。オンラインで複数の編集部に予約が取れるシステムは参加のハードルが低く、とても良かったです。

―ありがとうございます。複数出版社・編集部を横断的にチェックできるのは強みだと感じております。
このモチコミonlineでは持ち込む編集者の希望を出すことができますが、どういったところを基準に選ばれたか教えてください。

マヒロタバ:
開催まで時間がなくマッチングが難しくなっていたと記憶しています。なので作品タイトルに馴染みのある出版社さん、編集さんのプロフィールを拝見して、何件か直感で選ばせていただきました。結果はどうあれ後悔がないようにこの持ち込みのイベントに参加してみよう!という勢い重視だったと思います。

―直感も大事だと思います。このモチコミonlineは無料で持ち込みできるので、積極的に参加してほしいと感じます。マヒロタバ先生は見事オンライン打ち合わせに繋がりましたが、どのような作品を提出されたのでしょうか。

マヒロタバ:
二次創作、一次創作、過去に描いたエッセイ漫画などジャンルバラバラなものを一通り提出しました。二次創作は推奨されないかもしれないと悩みましたが色々な人に見てもらえた漫画なので出してみました。結果的に傾向の比較ができたので二次創作と一次創作、両方出して良かったです。

―比較したアドバイス受けられるのは今後に向けても有意義だったと思います。編集者によっては二次創作OKや複数作品提出問題ない編集者もいるので、イベント開催時のプロフィールなど参照していただければ参考になると思います。
比較分析できたとのことですが、具体的にどういったアドバイスを受けられたのでしょうか。

マヒロタバ:
純粋に漫画や絵柄を褒めて頂けたので驚くと同時に、とても嬉しかったです。
アドバイスとしては自分の絵柄よりも元の絵に引っ張られがちなところ、一次創作キャラのデザインの拙さ、背景の粗さ、ポジティブなものとしては一次創作は続きが読みたい、二次創作はキャラクター愛が伝わる…などご意見いただきました。

―アドバイスのスタイルは編集者によって様々ではありますが、純粋に褒められると嬉しいですよね。
そこからマグコミで「享年82歳の異世界転生!?~ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します~」のコミカライズ連載に繋がりましたが、コミカライズ連載に至るまで大変だったことや嬉しかったことを教えてください。

マヒロタバ:
最初は先生に原作がとても楽しかった感想を添えたイラストメッセージをお送りしました。緊張しましたが、快諾を頂けてホッと安堵したのを覚えています。また、ネーム作業ではどこまで原作をアレンジするべきか、してよいのか、先生に喜んでもらえるのだろうか、かなり悩みながら作成しましたが、喜んで頂けたと聞いた時に胸をなでおろしました。ここでようやく「始まった」感触を得ました。

―マヒロタバ先生の思いが伝わって良かったです。
改めて「享年82歳の異世界転生!?~ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します~」の魅力や今後頑張りたいことを教えてください。

マヒロタバ:
この作品に登場するキャラクターたちはみんなかわいらしく、茶目っ気があって楽しく温かいひとたちばかりです。楽しいシーンに笑っていたと思ったら、何気ないやりとりに不意打ちで涙が出たりします。そんな主人公と家族たちの日々を、原作を読んだときのように楽しく伝えられるよう頑張りたいと思います。また、メディアミックス展開にワクワクする子供だったので、コミカライズという制作ジャンルに携われて本当に嬉しいです。

―今後のコミカライズ連載楽しみにしています。最後に漫画家を目指されている方に対してメッセージをお願いいたします。

マヒロタバ:
私はここに至るまでに選択を得られず紆余曲折しすぎたので、同じように迷っている方がいたらお伝えしたいです。
「今更…」とならず、飛び込んで作品を見てもらうことで新しい世界が広がるかもしれません。そうしたいと思ったときがタイミングだと思います。
過信しすぎず、卑下しすぎず、ほどよくご自身と周囲を信じてください。
私は失敗を沢山していますが、漫画に向き合う事は本当に楽しいです。ぜひその一歩を踏み出してみてください。


―続いて、マヒロタバ先生の担当編集の編集N様にインタビューさせていただきます。本日はよろしくお願いいたします。早速ではありますが、今までどのような担当作品や立ち上げ作品に携わられたのでしょうか。

編集N:
悪役令嬢に転生したと思ったら、シンデレラの義姉でした ~シンデレラオタクの異世界転生~』『いいご身分だな、俺にくれよ 〜下剋上貴族の異世界ハーレム戦記〜』『異世界きまぐれぶらり旅 ~奴隷ハーレムを添えて~』『異世界転移で女神様から祝福を!~いえ、手持ちの異能があるので結構です~@COMIC』『侯爵嫡男好色物語 ~異世界ハーレム英雄戦記~』など、異世界系の作品を多く立ち上げ、担当しております。オリジナルだと、歴史漫画『龍馬が戦国をゆく』やデスゲーム『クライムゲーム ~法律の無い世界~』などがあります。

―ありがとうございます。異世界系作品を中心に立ち上げ担当されている中、モチコミonlineにご参加いただきありがとうございます。マヒロタバ先生と出会われたこのモチコミonlineの魅力を編集者視点で教えてください。

編集N:
普段出張編集部に行けない地方在住の方や、首都圏に住んでいてもあまり接点・交点のない才能溢れる作家様と知り合えるのは本当にありがたいですし、助かってます。

―確かに地方在住の方に多く魅力を感じていただいており、モチコミonlineに登録されている半数以上は関東以外にお住まいというデータがあります。このサービス通じて普段出会えないような方と打ち合わせできる機会を提供できたのであれば嬉しい限りです。
編集N様は第1回からご参加いただいておりますが、他の出張編集部や持ち込みイベントにはない違いなど何か感じられていれば教えてください。

編集N:
子供の世話で大変な時間に余裕のない主婦・主夫の方、地方に在住で出張編集部イベントがなく、接点がない方が多い印象はあります。また、通常持ち込みができない原作者やライターの方も多く、漫画原作者志望の方も多く使われている印象があります。

―確かに子供がおられると、どうしても出張編集部に参加する時間の確保が難しいと思います。そういった今まで挑戦するのが難しかった方が何か掴めるきっかけになれているのであれば嬉しいです。
それでは、持ち込みなどのお話も伺えればと思います。普段持ち込みを受けるにあたり、漫画家のこういうところを見ているポイントがあれば教えてください。

編集N:
絵でもストーリーでもコマ割りでも何でもいいので、何か他とは違うユニークなところ、尖ったところがないかというところは見ています。その尖ったところこそ、その持ち込み頂いた方の一番の魅力の部分だと思っているので。

―なるほど。確かに他の方と違うキラリと光るものがあると印象にも残りますし、うまく活かせれば商業連載時に強力な武器になると思います。
モチコミonlineに参加される方の中にはアドバイスのみ希望の方も一定数おられますが、商業連載を目指したい方も比率としては7割程度おられます。商業連載向けの漫画を作るにあたり、意識してほしいポイントなど何かありますか。

編集N:
物語を短く纏める力、というのは意識しておくといいのかなと思います。週間でも月間でも、おおよそ1話を18ページから30ページ程度で纏める必要があり、どうしても同人や趣味で描いている漫画だとページの制限がなく、そこで戸惑われる方が多いような印象を受けるので。

―言われてみると確かに短く纏める力は大事ですね。
他、漫画家志望者の悩みとして、金銭的にあまり余裕がなくそもそも商業連載目指す余裕がない、連載に繋がったとしても育児と両立できるか不安といった声があります。そのあたりいかがでしょうか。

編集N:
弊社は連載開始前に描き貯めをする方には、原稿料を前払い手配を行ったり、育児や他仕事との兼ね合いで減ページや休載をこちらから提案したりと、柔軟に対応しています。

―それは安心ですね。中々お金に関することや育児などとの兼ね合いは人によっては言い出しにくいところだと思うので、そういった取り組みや意識があるというのは嬉しいポイントだと思います。
ここまで大きな枠でのお話を伺いましたが、実際の打ち合わせについても伺えればと思います。マヒロタバ先生の持ち込まれた作品はどういった作品でどういった印象を持たれたのでしょうか。

編集N:
ご自身で描かれた同人誌を複数お持ち込み頂きました。どの作品にも共通して、キャラクターの表情がイキイキと描かれており、とても素晴らしいなと感じていました。

―先生自身も嬉しいアドバイスを受けたと仰っていました。その後の打ち合わせで印象深いエピソード何かあれば教えてください。

編集N:
マヒロタバ様のお母様が急遽入院することになり、大変な状況のときに、たまたま私の母が医師をしているので、症状などを聞けば助言や、いい病院、医師を紹介できるかも…とのことで紹介した記憶があります。作品には直接的には関係しませんが、そのようにプライベートで何かあったときもすぐにご連絡頂けたので、連載時期などを変えたり、迅速に対応できたので大変助かりました。

―関わり方は編集者それぞれ漫画家それぞれではありますが、そういったプライベートの事情の共有があると連載に向けて考慮しやすくお互いプラスになることもありますよね。
その素晴らしい関係性の元、今度開始されます「享年82歳の異世界転生!?~ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します~」のコミカライズについて、編集者視点で特に見て欲しいポイントや魅力など教えてください。

編集N:
家族愛のほっこり場面は勿論のこと、主人公であるジョアンが現世の知識を使って、あらゆる料理を振る舞うことになるのですが、その調理過程や現物は丁寧に描いていただき、本当に美味しそうに感じると思うので、ぜひ御覧いただきたいです!

―ありがとうございます!連載楽しみにしています。最後に漫画家を目指されている方に対して、応援メッセージをお願いいたします。

編集N:
モチコミonlineは本当に画期的なシステムで、家にいながらいろんな編集者と知り合い、持ち込み対応ができる素晴らしいツールだと思うので、ぜひ活用してほしいですし、私も今後も才能豊かな作家様と巡り合えるのを楽しみにしています!


■享年82歳の異世界転生!?~ハズレ属性でも気にしない、スキルだけで無双します~


見た目は幼女、頭脳はお婆ちゃん!現世の知恵袋で、みんなを幸せにしますッ!!料理×家事までこなす最強幼女のほっこりスローライフ
前世の記憶を持って転生したのは、イケメン大好きお婆ちゃん、享年82才。しかも魔法がある世界に転生したのに、なぜかの一般的にハズレと言われている【無】属性だった。でも、そんな事でお婆ちゃんは挫けない!便利なスキルだけで生きていけんじゃないの?とりあえずご飯が美味しくないから、私が作りましょうかね?家族も、イケメン騎士様も、お婆ちゃんはみんなの胃を掴んでいく。前世の知識とスキルで、料理、洗濯、掃除などにおいて無双状態。

引用元:https://www.mag-garden.co.jp/comics/13204/

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https://kansai.mag-garden.co.jp/episodes/8934a82b7f2cf/