漫画(マンガ)持ち込み・投稿・新人賞ポータルサイト

mannavi

コラム 2016年8月17日

「はじめに」転職、食事、買い物、ネットの情報はもう基本。しかし情報が全てではない。

2016年8月17日、新人漫画家向けの新人賞・持込・投稿情報サイト「マンナビ」β版がオープンしました。
新人漫画家の皆様へ「マンナビの使い方」をお話しさせていただきます。

これまでトキワ荘プロジェクトは、新人漫画家に向けて支援をしてきました。

「安い部屋」「同じ目標持つ仲間のいるコミュニティ」「師匠(メンター)付シェアハウス」「技術を身につける講習会」「西日本最大の出張編集部@京まふ」「どうしたら漫画家になれるか考える本作り」など、「漫画家個人の努力」に対する支援をし続けてきました。
しかし、この事業を10年間行ってきた一つの気づきとして、「個人の努力」と同じくらい大切なことがあると考えるようになりました。まだ経験のない新人にとって、ネット時代は、「発表できる場」が大切なのではなく、「成長できる場」が大切になるからです。私達が考える、新人漫画家にとって大切なことは以下です。

1, 何を描くか? - 漫画家個人の努力
2, どこで描くか? - どの雑誌・媒体で描くか?
3, 誰と描くか? - どの編集者と組むか?

この3つに共通することは、いかに成長していくかということです。

1は良いでしょう。厳しい漫画家の世界で、才能が求められることも、努力をすることも、何より膨大な時間をマンガにつぎ込むことも、全て大前提です。

2は、これまで、入り口となる「新人賞」の情報や「雑誌・媒体」の情報が、一箇所に集まることはありませんでした。これを、一箇所に集め、最新情報を一覧出来る状態としたのがマンナビの一つの特徴です。紙の漫画誌だけで、250誌*を超えます。(*: 出版月報)

3が最も新しい点です。
新人漫画家にとって、まだ何者でもない新人時代に組む編集者とは、一生を左右する存在です。プロ漫画家に話を聞いても、文字通り「育ての親」にも等しいケースもあるようです。(皆そうというわけではありませんが)

そんな大切な存在である編集者の情報が集まる場は、世の中に存在しませんでした。最近はTwitterなどのSNSや、編集者内幕作品などで発信する機会も増えていますが、それも散発的です。

そこで、2と3の情報を集め、新人漫画家に提供し、成長の道しるべとしてもらいたいと考えたのがマンナビです。

 

戦いが楽になるわけではありません。


情報が手に入れば、楽にデビューしたりプロになれるかといえば、そうとは限りません。

そもそも、漫画業界全体が昔のように好景気であれば、マンナビのような新しい取組は必要も感じられず、受け入れられなかったでしょう。デジタル化、スマホ化、書店の減少など、マンガを取り巻く環境は、昔よりも難しい局面を迎えています。

漫画制作技術の進化や、ヒットする作品の傾向を見ていると、新人漫画家であっても、プロになるには昔よりも多くのことを一度に求められるようになったかもしれません。

そんな中で、マンナビの提供する情報は、新人漫画家にとって一般常識のようなことになるでしょう。今の世の中で、ネットに掲載する情報を参考にせずに、就活や転職、ご飯を食べに行ったり、買い物をする人は、もういないでしょう。情報を踏まえて、自分の努力の方向性や、戦い方を考える材料としてください。

ただし、マンナビもそうですが、ネットにある情報や人から聞いた話を鵜呑みにして、「行動しない耳年増」になってしまうことだけは気をつけてください。新人が持つ権利と強みは、実際に行動してチャレンジがし易い時期であるということなのですから。

さいごに、新人漫画家に必要な雑誌の情報が手に入ったからといって、その雑誌や媒体の作品を読まずに、編集部にお付き合いを求めることはやめましょう。コック修行をしたいと申し出た一流レストランの味を食べたことがないということでは、お話しになりません。

自分なりに、その雑誌・媒体の作品を読み、自分なりの答えを探してください。

皆さんの、成功と成長をお祈りしています。

マンナビ編集長 菊池健
 
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