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コラム
2024年4月2日

【モチコミonline】プレミアCheese!で読切掲載!市庭いぬ子先生編

漫画家を目指す方と、新たな才能を探している漫画編集者の打ち合わせ(持ち込み)のスケジュールをマッチングするためのサービス『モチコミonline』を運営しております。今回はそのモチコミonlineを通じて、第93回小学館新人コミック大賞の少女・女性部門入選、プレミアCheese!で読切掲載に繋がった市庭いぬ子先生とその担当編集の白水様にインタビューを実施いたしました!実際に利用された方の体験談をご覧ください。

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第1回アフターレポートの記事はこちら
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―まずは第93回小学館新人コミック大賞の少女・女性部門入選おめでとうございます!受賞された率直な気持ちを市庭いぬ子先生と担当編集の白水様それぞれお聞かせいただけますか?

市庭いぬ子:
運が良かったところもあると思いますが、受賞出来て嬉しいです!

Cheese!編集部 白水:
小学館新人コミック大賞の特徴として、漫画家の方が審査されるのですが、いずれの先生方も完成度が高く素晴らしいとコメントをいただけました。普段の打ち合わせからも理解するスピードやセリフや作画のセンスなどあらゆる面において完成度高い作家さんだなぁと感じておりましたが、漫画家の方からも評価をいただき嬉しかったです。


■円城寺マキ先生
すぐにプロで通用すると思います。ただ、少年の感情の種類が一見わからなかったのが残念でした。恋心でないなら思春期と言えど少し特殊な感情表現かも。恋心なら同性ゆえの葛藤が見えると感情移入できるかな、と。

■椎名チカ先生
どんどんおじさんの魅力にハマり主人公にずっと共感していました。全部わかってやってるんだ。ずるい。キャラクターも個人の背景が見え色々と想像させられます。見せ方、空気をまとったコマ割と進め方が秀逸でした。

■真村ミオ先生
まさに魔性の男の叔父に翻弄される甥っ子の葛藤がよくできてました。絵も描き慣れていて構図コマ割りも見せ方も表情も抜群。ソウタ君がこれから叔父さんへの恋情や慕情をどう抱えて生きていくのか気になりました。

■みづほ梨乃先生
絵が非常にこなれています。細かいところに質感が出せればもっとよくなるかと。話は切ない感じがいいのですが少し入りづらい。少年の特別な気持ちをどう捉えていいかわからず、BLがあまりいきていないのが残念。

引用元:小学館 新人コミック大賞 受賞者情報

―大きい賞ということで応募者数も相当数あったと思います。

Cheese!編集部 白水:
他にも素晴らしい新人さんが沢山いらっしゃったのですが、その中で選んでいただけたので、本当にこれからが楽しみです。


―お二方はモチコミonlineをきっかけに出会われたとのことでしたが、当時どんな原稿を持ち込まれたんでしょうか。

市庭いぬ子:
モチコミonlineで白水さんがネーム提出OK*だったので、ネームと作画見本として他の完成原稿を持ち込みました。2つ候補があったのですが、今回受賞となったものを軸に応募してみようかという話になりました。
(※運営としてはネームでも問題ございませんが、編集者によっては完成原稿のみの場合もあります。編集者個人のプロフィール等をご参照ください)

―モチコミonlineのイベントから小学館新人コミック大賞の応募締切まで約1ヶ月、市庭いぬ子先生的には制作期間としていかがだったでしょうか。

市庭いぬ子:
丁度勤め先が閑散期だったので最初の頃は余裕だと思っていたのですが、いつの間にかギリギリの進行になり大変でした。

Cheese!編集部 白水:
元々、お送りいただいたネームの時点でほぼ完成されていたのですが、冒頭部分をゆっくりした方が読みやすくなるのではと思いそこは指摘させていただきました。

市庭いぬ子:
直してみたら本当に読みやすくなったので、プロの技は凄い!と感動しました。

―そうだったんですね。市庭いぬ子先生は元々創作活動や出張編集部を活用されていたのでしょうか?

市庭いぬ子:
趣味の範囲内ですが同人活動等でイベント参加して、その流れで出張編集部やモチコミonlineに参加しました。モチコミonlineはオンライン参加が出来たので地方在住者の自分にとっては凄く有難かったです。

Cheese!編集部 白水:
編集者視点でも、モチコミonlineはオンラインかつ無料で参加出来るので魅力的です。対面の出張編集部とは違い、自己紹介ができる欄があるのでアピールすることが出来ます。市庭さんもでしたが、私が過去担当していた作品が好きでと仰ってくださる参加者も多かったです。私が好きな作家さんと、好きな作品を作ってきたので、それを好きという方が来てくれて、凄くいい循環に感じました。

市庭いぬ子:
持ち込み側の視点としても、対面の場合はどうしても慌ただしくなってしまったり、自分が持ち込んだ作品が編集者さんにとって苦手なジャンルだったら申し訳なく感じるので、事前にその人がどんな物を求めているか知ることが出来て申し込みやすかったです。オンラインなので落ち着いた環境で静かに打ち合わせが出来るのも魅力的でした。

―ありがとうございます。打ち合わせの話が出ましたが、イベント当日お互いの印象はどうだったんでしょうか?

Cheese!編集部 白水:
ネーム以外に作画見本もいただいたのですが、セリフが上手いのはまず一番にいいなと思ったところで、人物も、背景も上手いし、なんなら「間」も上手いし、なんだか褒めるところばかりだな!?とテンション上がって褒めてたら不信がられました。笑
実際に打ち合わせとなった時も聞き上手といいますか、学びの姿勢を感じました。

市庭いぬ子:
本当に白水さんが話し上手なんです!

Cheese!編集部 白水:
いやいや(笑)基礎的なことばかりだとは思いますが、なんでも聞いてくださるので私もついつい話してしまいます。真面目で勉強家、かつ、応援したい!と思わせるお人柄、そしてなによりセンスがある…これは今後、絶対今後ヒット作を出してくれると思うので、是非今後も一緒に取り組められれば嬉しいです。

―超期待の漫画家ですね!それでは市庭いぬ子先生の視点からもお願いできますでしょうか。

市庭いぬ子:
プロフィールで好きな作品の担当をされていた方だと分かったので、申込時は半ば記念受験のような気持ちでした(笑)なのでマッチング出来たと分かったときは嬉しかったです。実際お話してみたらとても優しくて言語化が巧みな方で、是非一緒に漫画を作ってみたい!と感じました。

Cheese!編集部 白水:
橘オレコ先生の『プロミス・シンデレラ』『ホタルの嫁入り』だったり、八海つむ先生の『ひともんちゃくなら喜んで!』などの作品読んでくださっていましたよね。過去、担当させてもらっていた作家さんに大感謝です。

―なるほど。確かに好きで読んでいた作品に携わられていた編集者だと持ち込んでみたくなりますね。

市庭いぬ子:
そうですね!あとは白水さんがネーム持ち込みOKと明記して下さっていたというのも大きかったです。

Cheese!編集部 白水:
私の場合はネームでも大丈夫です!ただネームの場合は完成同人誌や、最新の原稿(ネームとは別作品でOK)など、作画資料は必須です!それがあるのとないのとでは、かなり印象が変わる大事なアイテムです。cheese!に限らず、他の編集部にもっていく場合も、お忘れなく!!


―『穏やかなオム・ファタル』についてもお話伺えればと思います。普段からこのような内容をよく描かれているのでしょうか。

市庭いぬ子:
ハッピーエンドが大好きだったのですが、『穏やかなオム・ファタル』を描き始めてから叶わない恋のお話も凄く好きだな…ということに気付いて最近では失恋のお話ばかり考えています。

―最初拝見したとき、ビジュアルとして糸目のキャラクター珍しいなと感じました。

市庭いぬ子:
そうですね。ただ私もそうですが、皆さんも好きな方は多いのかなと思います。

Cheese!編集部 白水:
肌感ですが、私も好きな方は多いと思います。珍しいのかな?

―糸目ってサブキャラクターっぽいイメージだと思って、メインに据えるのは珍しいと思いました。

Cheese!編集部 白水:
なるほど!でも、だからといってメインキャラクターに据えるのはやめよう…という思考は勿体ないですよね。あまり手を出されないからこそ、流行りを作るきっかけになるかもしれない。むしろ求ム!くらいな感じです。(笑)

珍しいキャラだとしても、大事なのは【自分が好きかどうか?】だと思うので、仮に流行って・王道じゃないとしても、なんとか魅力を伝えるために思考する努力が、面白いアイディアやシーンを産んでくれる可能性もあるし。

市庭さんの作品は、そういう意味ではすごくそれが分かりやすかったです!①魅力的なおじさんを描きたい!→②彼に失恋する人がたくさんいる設定にしよう!という順番の発想だったのか、①失恋を描きたい→②人を振るような魅力的なキャラを作らないと!だったのか分かりませんが、どちらだとしても、いいキャラが生まれそうな良い考え方だと思います。ハードルのあげ方がうまい。また、子供目線だからこそ小難しいセリフがなく、感覚的にとらえる描写が多いですよね。エッチなエピソードがあるわけじゃないのに「おじさんの色気すごい…」と分かりやすい&面白い表現でした。

―ありがとうございます。最後になりますが、お二方から漫画家を目指されている方に対してメッセージをいただければと思います。

Cheese!編集部 白水:
私は今cheese!という少女漫画誌にいるのですが、流行っているものを描く必要はなく、好きなものを好きなように描ける媒体です。学園もの、社会人ものじゃないとダメという縛りもありません。ファンタジーでもOK! 「自分ってどこの雑誌があうんだろう…?」と思ったら、進路相談みたいな感覚で、是非遠慮なく好きなものを是非持ち込んでください!

市庭いぬ子:
モチコミonlineは仕様上持ち込みのハードルが低く、もしマッチングしたら相手の編集者さんとお互いどこかに興味を持っている状態からお話出来ると思うので、是非まずは気軽な気持ちで申し込んでみてください!


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