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コラム
2017年8月24日

【事務局コラム】出張編集部を最大限に活用する3つのポイント

こんにちは。マンナビ事務局の川原です。このコラムでは、新人漫画家からのよくある質問について、事務局スタッフがお答えしています。第5回目のテーマは、「出張編集部を最大限に活用する3つのポイント」です。

出張編集部とは、複数の編集部の編集者さんが集まって、合同で持ち込みを受けてくれる企画です。コミティアのようなイベントの会場や、漫画系の大学・専門学校の中で行われているほか、最近は出版社主催で外部の会場を使って行っているケースもあります。私たちトキワ荘プロジェクトも京都市から委託を受け、毎年9月に行われる京都国際まんがアニメフェアに合わせて、「マンガ出張編集部@京まふ2017」を開催します。

今回は、この出張編集部というチャンスを余すところなく活用するポイントを3つ、お伝えします!

<ポイント1> 完成原稿を持っていく
よく、ネームや描きかけの原稿でもいいですか?という質問をされるのですが、これはおすすめできません。一つの原稿をきちんと完成させる、ということがプロを目指す第一歩であり、プロとしての技術や能力を身につけられるかどうかは、原稿を完成させた先にあるからです。
また、出張編集部の開催日を〆切として、これに間に合わせて作品を完成させられないということは、プロとしてはマイナスです。新人のうちから〆切が守れないでも良いと思っているような作家と、編集者さんは仕事をしたいと思ってくれるでしょうか。とにかく、きちんと仕上げた原稿を持って行きましょう。
それでも間に合わなかった場合は、以前の完成原稿やイラストカットなど、なるべくたくさんの情報を持って行きましょう。古いもので見せるのが恥ずかしくても、様々な情報があった方が編集者さんもアドバイスしやすくなります。

<ポイント2> 複数の編集部に持っていく
1か所だけだとその編集者の一意見とも捉えられますが、複数の編集者から同じようなことを言われれば、フラットな意見を得られます。4人くらい見せて、大体同じ事を言われたら、そこが強みだったり弱みだったりと客観的に捉えることが出来るようになります。うまくいかないなと悩むのは、相対化ができないから悩んでいるんです。自分では面白いと思っていても人がどう思うかわからないときこそ、複数の編集者から意見をもらいましょう。

<ポイント3> 異なるジャンルの編集部にも目を向ける
女性誌の編集者が青年誌のような内容を求めていたり、青年誌の編集者が少年誌のような内容を求めていたりなど、その時の状況や、編集者によって、新人に求めている内容が臨機応変に変わっていきます。マンガ誌の編集部は、実は色んな作家を求めているのです。
よく、編集者から「雑誌のカラーに合わないと言われた。」という話があります。
その雑誌が目指しているカラーに合うか合わないかは、見せてみないとわかりません。思いもよらないところで、自分に合う雑誌と出会えたり、新しい視点を得られたりします。可能性を広げましょう。

どんな雑誌・編集部があるか分からない、という方は「雑誌から探す」で検索したり、色々な雑誌の情報を見てみてください。これまでに気付かなかった可能性を見出せるかもしれません!

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※注意※
このコラムは、トキワ荘プロジェクトの活動の中で得た情報を元に、スタッフが個人の意見として書いているものです。一つの見解であることをご了承ください。




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