漫画(マンガ)持ち込み・投稿・マンガ賞ポータルサイト

mannavi

ノウハウ 2019年6月13日

出版社へマンガ作品を持ち込みする準備と心得!【保存版】

漫画家になる方法は、専門学校に通ったり、雑誌の公募に送ったり、アシスタントで働きながら目指すなど様々です。その中でも多くの人が挑戦しているのが、編集部に直接原稿を持って行く「持ち込み」です。しかし持ち込みにも注意点があります。原稿を無駄にしないためにも、事前にポイントを押さえておきましょう。

 

「持ち込み」ってどうやってやるの?

 

「持ち込み」というと、編集者に原稿を直接見てもらっている光景が浮かぶかと思いますが、具体的にどのような段取りで持ち込みを行うのかわからない人も多いのではないでしょうか。

まずは持ち込みをするまでの過程を知っておきましょう。

マンナビ上で雑誌やアプリ、WEBなど多くの投稿先が検索できます。持ち込みを受け付けている場合は電話番号やメールアドレスなどが記載されていますので、指定の方法で連絡をとりましょう。

【1】持ち込みをする編集部を選ぶ

まずは持ち込みをする編集部を選びましょう。
この時点で一つに絞る必要はありません。自分が作品を載せたいと思っている編集部を選びます。

 

【2】編集部に電話(メール)をする

緊張するかもしれませんが、あちらは慣れていますので、あまり不安になる必要はありません。

アポイントなしで持ち込みをしても取り合ってはもらえません。必ず事前に予約を取るようにしましょう。

 

【3】出版社や投稿先の会社に行く

アポが取れたら、約束の日時に原稿を持って出版社に行きます。
編集部は常に多忙な現場です。決してドタキャンや遅刻をしないよう、余裕をもって到着するようにしましょう。

 

【4】原稿を見せる

実際に編集者に原稿を見てもらいます。

もし作品が素晴らしいという判断であれば、そのまま賞の候補になる可能性もあります。

ただし、そのようなことはなかなか起こらないと思っておいた方がいいでしょう。

そのまま賞の候補になるということはなかったとしても、原稿に対してアドバイスをもらうことができます。 ただアドバイスをして終わりの場合もあれば、そのアドバイスをもとに修正したものを持ってきてと言われる場合もあります。

見込みがあると判断すれば、編集者が当面の間サポートをしてくれる可能性もあります。

 

 

持ち込みで得られること

 

持ち込みは漫画家になるための王道でもありますが、当然ほめられることや掲載が決まるといった話ばかりではありません。

事前に持ち込みによって編集者とどのようなやり取りが行われるかを知っておき、準備しておくことが大切です。

ここでは持ち込みによってどのようなことが経験できるかを、いくつか代表的にご紹介します。

 

<プロの編集者から生の声を直接聞ける>

公募だと選考に漏れてしまえば選評を聞くことはできません。

自分の原稿のどこがいけなかったのか、という点を知らないまま原稿を描き続けるのは難しいものです。

一度できた原稿を直接プロの目から見て評価してもらえるというのはなかなか機会がないことです。

 

<作画などで能力が足りていなくても評価してもらえる可能性がある>

公募は完成原稿同士の戦いなので、見劣りしてしまう原稿はどうしてもすぐに落とされてしまいます。

しかし持ち込みであれば、編集者が原稿にキラリと輝くものを見いだせば、再びチャンスを得ることができるかもしれません。

また作家の将来性や作品に取り組む姿勢など、作画以外の部分も総合的に評価してもらえる可能性があります。

 

<作品に対して批評をうけることもある>

持ち込みはプロになれるかどうかを判断する場であるため、編集者も厳しい目で見ることになります。編集者は毎日山のような原稿を見ているため、目が肥えています。

ただし、編集者も好き嫌いのあるひとりの人間です。 担当した編集者によっては、作品の方向性や自分の売り込みたい部分がマッチしないこともあります。時には厳しくも的確な指摘をうけることだってあるでしょう。

目の前で直接指摘をされるのは堪えがたいこともあるかもしれませんが、そこは逆に「自分では気づけない点をプロが教えてくれている成長の機会」として素直に受け止めましょう。

 

持ち込みに失敗しないためのポイント

 

作家にとっては不安も少なくはない持ち込みですが、それでも成功させるための可能性は少しでもあげて臨みたいものです。以下にあげる点に注意しながら、持ち込む準備をすることが重要です。

<なるべく完成原稿を持って行くようにしましょう>

原作者になりたいのであれば、原案でも問題はありません。しかしよっぽどの理由がないかぎりは完成原稿を持って行きましょう。

よく、持ち込みは公募と違い画力などが追いついていなくても評価の対象となると言われますが、持ち込みだからといって甘く見てはいけません。編集部は、公募でも堪えうる作品か、どれだけ伸びしろがあるかという基準で見ます。

自分の全力を出し切り、その状態で判断してもらうためにも、持ち込みは完成原稿がいいでしょう。

 

<持ち込み先の編集部を選ぶときは慎重に>

持ち込みが成功するかどうかは、持ち込む編集部選びで決まるといっても過言ではありません。

自分の作風と、編集部が求める方向性が合っているかどうかが大切です。自分に合っている編集部を選ぶためには、以下のポイントを押さえておくといいでしょう。

①読者ターゲットと作風が合っているか?

極端な例ではありますが、恋愛マンガが中心で読者ターゲットが10代前半と想定される少女誌に、主人公が格闘家の裏社会・ケンカ漫画を持って行っても取り合ってはもらえないでしょう。

雑誌にはそれぞれターゲットにしている読者層があります。 性別や年齢、雰囲気なども含めて、自分の作風に合った雑誌の編集部を選びましょう。

②連載されている作品と重複していないか?

自分の作品の扱う題材やジャンルが、すでに連載中の作品とかぶってしまっていては、内容が面白くてもなかなか連載までこぎつけません。同様に、1つの雑誌はギャグ漫画や青春もの、アクション、恋愛系など、さまざまな作風のマンガがバランスを考えて掲載されています。

持ち込みたいと考えている週刊・月刊の漫画雑誌を定期的にチェックしてみると、ギャグ漫画は◯本、恋愛系は◯本などと、だいたいの目安となる「枠」の数が感覚としてつかめてくるはずです。

どちらにしても、自分の作品が必要とされるだろう雑誌をしっかりと事前に調べておくことが大切です。

自分が好きな雑誌の編集部に持ち込むのはもちろん選択肢の一つです。 ただし、必ずしもその編集部が自分の作品を求めているとは限りません。

マンガ雑誌を研究して編集部がどのような作品をほしがっているのか、彼らが取り込みたいと考えている読者はどういう層なのかを予測し、そこから逆算して自分の作品を売り込む雑誌を見つけることも大切です。

持ち込み成功の鍵は「事前準備」!

 

作品の持ち込みに成功するためには、作品の完成度を最大限高め、持ち込む編集部を選ぶという、持ち込む前の事前準備が要となります。

出版社と持ち込む側の需要が一致し、プロとしての道を切り開けるようにするためにも、事前準備を怠らないようにしましょう。

 

(制作: ナイル株式会社)
(執筆: 園田 菜々)
(イラストカット:幸乃)

 

カテゴリー
オススメ記事
人気ランキング
ページトップへ戻る