【事務局コラム】アシスタントって、どうやってなるの?
こんにちは!マンナビ事務局の川原です。このコラムでは、新人漫画家からのよくある質問について、事務局スタッフがお答えしています。第4回目のテーマは、「アシスタントって、どうやってなるの?」です。
漫画家のアシスタントになる方法は、主に以下の2つです。
(1)人から紹介を受ける
(2)ネットで探す
(1)人から紹介を受ける
具体的には、担当編集者さんから紹介をされるケースです。その編集者さんが担当する漫画家さんが忙しくてアシスタントをつけたい場合や、アシスタント経験を通じて育てたいと考えている場合などに、紹介されることがあります。
また、周りに漫画を描く友人がいれば、そのつながりで紹介されることもあります。アシスタントをしていて辞めることになった場合、後任を自分の知人から探して紹介するケースがあるので、そのタイミングは多いですね。人脈が大事になってきます。
(2)ネットで探す
ネットでもアシスタントの募集は出ています。TwitterなどのSNSで発信されていることもありますし、アシスタント募集専門のサイトもあります。
ここでは、メジャーなものを2つ、紹介しておきます。
J.A.C.(Japan Assistants Club/ジャパンアシスタントクラブ)
http://www2.plala.or.jp/JAC/
GANMO(がんも)- 漫画家さん×アシスタントさんマッチングサービス -
http://ganmo.j-comi.jp/
その他、雑誌の公式サイトで募集しているケースもあります。
(例)http://www.shonenjump.com/j/mangasho/assi.html
アシスタントの役割や、求められるレベルは、行先の漫画家さんによって大きく異なります。ただし、アシスタントとは言え、仕事としてお給料をいただくことになるので、アルバイト感覚で誰でもできるものではない、ということは認識しておいた方が良いでしょう。感覚的には、担当編集者がつき、次はネームで持ってきていいよ、と言ってくれるくらいになったら、べた塗くらいはやらせてもらえるのでは、という感じです。
具体的な作業内容については、以前モーニングのサイトで佐久間結衣先生がアシスタントを募集されていたときのページが、非常に分かりやすいので、一読をオススメします。
http://morning.moae.jp/news/2801
一つ、気を付けてもらいたいのが、アシスタントの仕事と並行して、きちんと自分の原稿をやってほしい、ということです。アシスタントの仕事で漫画に触れていると、それで満足をしてしまったり、アシスタントで忙しくて自分の原稿に取り組む時間がなくなったり、様々な理由で自分の原稿がおろそかになりがちです。しかし、漫画家とアシスタントでは必要な能力が違いますので、アシスタントだけを何年もやっていても、プロ漫画家にはなれません。
もちろん、一定の技術はつきますので、全くの無意味ということはありません。また、自分が連載作家になれば、アシスタントを雇う側になりますので、そのときにどうやって指示をすればいいのかなど、アシスタントの使い方を実際の現場で学ぶことができます。
アシスタントの現場で何を学ぶのか、自分の原稿にはどう向き合うのか、しっかり考えて取り組んでもらえたらと思います。
※注意※ |
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