王道少女コミック誌『別冊フレンド』新人賞チーフによる漫画家お悩み相談
別冊フレンドは講談社が発行する、いつの時代も新鮮なドキドキときゅんきゅんをお届けする王道少女コミック誌です。才能をしっかりのばしたい方向けの『BetsuFureまんがセミナー』や今すぐ実力を試したい方向けの『BF新人まんが大賞』などの漫画賞が定期的に開催され、また昨今の情勢下を踏まえ、WEB持ち込み体制を整えるなど、デビューしやすい環境作りに力を入れています。
また、別冊フレンド編集部の編集者兼新人賞チーフを務められてる齋木様がTwitterを通じて漫画家らへの悩み相談に日々答えている活動を行っています。今回はその中から漫画家の皆様も実は悩まれているかもという質問と回答をまとめさせていただきました。最前線で活躍されている編集者の回答をどうぞご覧ください!
別冊フレンド編集部
さいき 様
Twitter / DAYSNEO / 質問箱
広島県出身。大阪の大学を卒業後、講談社へ入社。
2014年から別冊フレンド編集部に所属。
現在はBFまんがセミナーと新人まんが大賞のチーフを務める。
●主な担当作品
小野アンビ『弁護士と17歳』
斉木優『山口くんはワルくない』
汐咲りな『クズな君しか愛せない』
南波あつこ『カモナ マイハウス!』
※著者五十音順
●ネーム・プロット
●キャラクター作り
●担当との関係・やりとり
●目指す雑誌
●制作環境・アシスタント
●別冊フレンドへの持ち込み・投稿
●別冊フレンドの整理券・応募要項
※選択後、該当箇所まで遷移します。
プロットに決まったやり方はありませんね。脚本のように細かくセリフまで入れる方もいれば、大まかな流れだけ決めておくという方もいます。
個人的には、ネームさえ面白くなるなら、ぶっちゃけプロットはどんな形式でもOKです笑。
特に、質問者さんはまだ漫画歴が浅いのかなと推察しますので、あまり型にはめようとしない方がいいかなと感じましたが、個人的にポイントかなと思うのは、「ネームのときにこういう絵を入れたい」というビジュアル的なイメージを持ちながら描くことです。
話を成立させようとし過ぎると窮屈になってしまうので、原稿にすることを想像すると自分自身でも思わずワクっとしてしまうようなエピソードをたくさん入れることを意識してみて欲しいです!
とにかく絵で表現すること。
例えば、ヒーローが登場したとき「うわぁ、イケメン」というセリフが入ってくると、何だかわざとらしく説明的になりますよね。もしヒーローがかっこよく描かれていて、周りの人物が彼に羨望の眼差しを向けている絵が入っていれば、文字での説明は不要です。
できる限り文字情報に頼らず、人物の表情、リアクション、構図、背景や小物など、画面全体を生かしてエピソードを表現する意識を持つといいのではないでしょうか。ご参考まで!
原稿を拝読していないので想像になってしまいますが、「そのキャラならでは」のエピソードがないということではないでしょうか。
多くのひとはこうするよねというところで、違う行動をとると「そのキャラならでは」のエピソードになりやすい気がします。
決して変な人を描いて欲しいというわけではなく、主人公やヒーローの「他の人と違うところ」に焦点を当てて欲しいということです。
そのためには、常にキャラがどういう発言/行動をするか考え続けなければなりませんね。
展開のためにそのキャラがしなさそうなことをさせてしまうと、一気にキャラが薄くなったり、キャラブレしてしまったりします。結果的にエピソードが無いと感じられてしまったのかもしれません。
とにかくキャラを大事にして、そのキャラが言いそうなこと、しそうなことを想像しながら、エピソードを作ってみるといいかなと思います! 検討違いの答えだったら申し訳ない!
webで少女漫画家をしている者です。現在、連載会議用のネームを作っているのですが、担当さんに「漫画のお手本みたいな…あらすじ通りのネーム」と言われました。誉め言葉ではなく、面白くないhow to本みたいなネーム。テンポもキャラいいし、よくまとまってるけど、あらすじ通りの漫画を読んでいるみたいと、言われます。プロットから見て頂いているので、プロット通りに描いているので、そう思わるのかな?と、意味がわからず、出張編集部等にネームを見てもらったりしたのですが、同じ感想を3社で言われました。
さいきさんは、沢山のネームや原稿を見てこられたと思います。「あらすじ通りの漫画」と思う時、何とアドバイスをされますか?演出力の問題でしょうか?悩んでいます、アドバイスを頂戴できれば幸いです。宜しくお願い致します。
個人的には、恋愛まんがは「笑い」「泣き」「キュン」のうち2つ以上を押さえないといけないのかなと感じています。
遊び無しでどれか1つだけで乗り切ろうとしたり、2つ以上入ってはいるけれど十分ではない場合、真面目でお手本通りなお話になってしまいがちかなぁ…と。
「泣き」はとても難しいので、、まずは「笑い」と「キュン」の2つで攻めてみるのがオススメではないでしょうか。
サービスシーンというと「壁ドン」的な胸きゅんシーンだけを想像するかもしれませんが、思わず涙がこぼれるような感動的なシーンや笑い転げてしまうようなギャグシーンも、読者の心を強く動かすというサービスなんだと思います。
現状だとストーリーを成立させるだけで精いっぱいになっているのかなと感じたので、絶え間なくサービスを入れ続けて読者を飽きさせないようにできるといいですね!
作るネーム、企画すべてに「どこが新しいのか?何が売れると思ったポイントか?」は意識しないといけないのものなのでしょうか?言語化できないけどこういうストーリー、シーン、キャラが面白い、楽しそう、(私は)読んだことない!などと思って描くのですが、編集さんに上記のポイントを要求されるため、結果自ボツが増えて自分で自分のハードルを上げてしまっています。それでも負けずに送ってくる人が最後にヒットを作ると言われたり、と思いきや絞り出した案は「楽しんで描いてないでしょ」と言われてしまったり…。私が「新しいポイント、売れるポイント」をきちんと理解していないせいでこうなってしまっているのでしょうか?それとも単に相性の問題でしょうか?
さいきさんはこういった方針はどう思われますか?また、差し支えなければさいきさんの考えもお聞かせいただけると幸いです。
作品の面白ポイントは言語化できた方がいいのではないでしょうか。1行で作品の内容を説明できるかどうか、その1行だけでも面白そうかどうか、チェックするようにしています。
例えば、別フレの人気作品でいうと「JKと警察官が結婚する」「悪魔級ドS男子と寮生活」などなど。端的に内容を説明できるかつ、この1行あらすじだけでも「お、何だか気になるぞ」というキャッチーさがありませんか?
売れるかどうか、新しいと感じられるかどうかは読者次第ですが、少なくとも1行であらすじを考えたときに自分自身がワクっとできるかを基準にして、セルフチェックをするようにしてみるのがオススメかなと。
作者自身が楽しんで描ける&面白ポイントがハッキリした企画を立ち上げるのが理想ですね。
やっぱり最重要はキャラ設定そのものですね。主人公とヒーローのキャラが魅力的かどうかがほとんど全てです。特に、主人公の行動原理が理解できるかどうかを最初にチェックしているかもしれません。
その次に、髪型や服装がかっこいい&かわいいかどうかも大事かなと思います。
何カットか描いていただけるようなら、個人的には、見せ場でどんな表情をするのかとか、作中でどういう表情&動きをするのかが見れるとうれしいですかね。「原稿でこんな絵を入れて、読者の眼を惹きます」と担当さんにプレゼンするつもりで描くと良いのではないでしょうか。
うーん、理想のカット数は正直よく分からん!笑 キャラの魅力を伝えるのに必要な数を描いて欲しいです。まぁ、多いのはロング1~2カット、アップ3~4カットくらいですかね?
何かに一生懸命なキャラだと思います!
「イケメンと付き合いたい!」
「モテたい!」
「キレイになりたい!」
「東大に入りたい!」
「金持ちになりたい!」
何でもOKなのですが、自分の目標がハッキリしていて、その目標に向かってまっすぐ努力するキャラは魅力的になるのではないでしょうか。
恥ずかしいかもしれませんが、作者自身の欲望を反映できるといいですね。感情描写のリアリティーが増すのではないかと。ちょっと生々しいくらいがいいんじゃないですか笑。
方向性にお悩みのようですし、あまりかっこつけようとしないで、自分の気持ちに正直になるのが一番かと思いました!!
とある持ち込みで主人公のキャラを強く立てすぎていると言われました。最近までギャグ漫画を描いていたせいか、少女漫画の主人公として読者が感情移入できるキャラクターが上手く作れません。どうしたら読者が好感が持てる、感情移入して読める主人公を生み出せるでしょうか?よろしくお願いいたします。
まず、「キャラ立ち」という言葉について。キャラが立っているというのは、単純にキャラが濃いか薄いかということではなく、そのキャラなりの行動原理がしっかりあって、その目的のためにブレずに動いているかどうかだと僕は思っています。
この意味であれば、むしろ主人公は「キャラ立ち」していて欲しいなと。
ちょっと変なキャラの主人公にチャレンジしてみても全然アリですが、まずは主人公の目的や悩みをはっきりさせること。そして、その目的や悩みを達成したり解消したりするために努力する姿を描くことが大事なのかなと思います。
その目的が例えば、「とにかく顔がいい彼氏を作りたい!」「彼氏とキスがしたい!」とか、ちょっと馬鹿馬鹿しく見えるようなことでもいいと思います。
ただ、目的達成に向かって一喜一憂する主人公の感情描写がリアルである必要はありますね。主人公の気持ちの変化を丁寧に追うことで、読んでいる人に「主人公なりに頑張っているのね」と思わせることができればOKです。
今は感情描写がギャグに寄り過ぎているのかもしれません。エピソードごとに、主人公だったらどうリアクションするか、何を考えるのか、より深く想像してみてくださいね!
同じ作者さんが描くキャラがある程度似てくるのは別にいいんじゃないかなと思います。作品毎にどんどん表現力がレベルアップしているなら全然OKかと。
ただ、引き出しを増やしたいということなら、自分の友だちなど身近な人の「いいな」と感じる一面、憧れる一面を主人公に投影してみると良いのではないでしょうか。キャラのモデルを作ると「あの人ならこの時、こんなことしそうだな」とイメージを膨らませやすくなり、オリジナリティーのあるエピソードが思いつきやすいかなと思いました。ご参考まで!
想像になってしまいますが、男の子の推しポイント・魅力が、質問者さん自身の中でもフワッとしているんじゃないかなと。
キャラの魅力をひと言でズバッと説明できるのかどうか、ぜひチェックしてみて欲しいなと思います。
例えば、「ドSな生徒会長」でも「溺愛系幼なじみ」でも何でもいいのですが、キャッチフレーズをつけてみるといいのではないでしょうか。
キャラの魅力が絞れていないと、キャッチがどんどん複雑になっていくので、「これはいかん」というサインです。(あるいは、キャッチ自体があんまり面白くなさそうだったら、もっといかんですね!)
1人のキャラにつけられる魅力は1つだけ。
その魅力を具体的にどういったシーンで魅せるのかを突き詰めていって、それ以外の無駄な部分はそぎ落としていきましょう。
そうすれば、編集や読者にも魅力を理解してもらえる可能性が高まります。ご参考まで!
担当につく基準は編集によって違いますが、個人的には、「笑い」「泣き」「きゅん」のいずれかにこだわりがある方の担当をしたいです。原稿は粗削りでも、その方なりの表現が入っているとグッときます。
僕だったらデビュー作家さんへのお返事は基本的にその日中、投稿者さんへのお返事も1両日中にはしちゃうかな。遅くなりそうなら連絡します。
あんまり返事が遅いようなら、お休みをしていたり、体調を崩していたりする可能性もあるのではないでしょうか。あるいは、忙し過ぎて首が回らない時期なのかもしれませんね。
何にせよ大事なのは、担当さんとしっかりコミュニケーションを取ること。一人で悩んでいてもしょうがないので、いつ頃なら連絡をもらえそうなのか確認してみるとよいのではと思いますよ!
無言になる瞬間、全然ありますよ。編集は待つ仕事ですから、そういうのには慣れてるんじゃないですか笑。
でも、気が急いて思考が止まってしまうようなら、時間を置いて、じっくり考えさせてもらった方がいいんじゃないでしょうか。その場で全部決めないといけないわけではないですからね。
投稿者さん相手だと特に、編集が喋ってる時間が長くなりがちですが、一方的に意見を押し付けるつもりはないので、ぜひ自分の言葉で考えを伝えていただければと。電話が苦手なら、メールでも何でも構いません。自分なりの方法で自己表現してくだされば、やる気がないとは思いませんよ。
どんな新人さんも投稿者さんも編集者に対して卑屈になる必要はありません。あくまで対等の関係ですので。別に編集は先生でも上司でもありませんから。普通に人と人として接してもらえればなと思いますよ。もちろん嫌なことがあれば嫌だと言って大丈夫です。
うーん、編集者のタイプによって仕事のやり方が全然違うので、正解がなんなのかって本当に難しいですね。ビジネスライクなのが怖いということかもしれませんが、実はその担当さんは自分のやり方でたくさんのヒット作を出している可能性もあるので、一概に悪いと言い切れないのかなと。。(ヒット編集だけど変人というパターンも山ほどあります)
編集と漫画家の関係にかかわらず、相手と仲良くなるためには、自分から心を開かないといけないかなと思うので、まずは自分のことを話してみてはいかがでしょうか。そうしたら担当さんも「実は私も」という感じで自分のことを話してくれるようになるかもしれません。
あるいは、「担当さんはどうですか?」みたいな感じで逆質問してみてもいいのかもです。もしかすると「自分の話をしても…」と遠慮していて、聞かれてないから言わないだけなのかもしれませんよ。
殻に籠る前に一度チャレンジしてみるのがオススメかなと思いました。相性を測るのはそれからなのかなと。ご参考まで!
一週間何も連絡がないのはちょっとヒドイですね。編集側の過失かなと。
雑誌に掲載できるクオリティーの作品に仕上げる必要がありますから、デビュー後は求められるハードルは上がります。直しが入るのは当たり前なことでもあります。ただ、ボツや直しになるにしても、“打ち合わせ→直し”というループを早いサイクルで回していきたいですよね。質問者さんの求めているスムーズさというのはそういうものですかね。
しかしながら、せっかくデビューできた雑誌、思い入れがないわけがないと思います。まずは自分の想いを担当さんにぶつけた方がいいかもしれません。質問者さんがそこまで悩んでいたとは担当さんも想像していない可能性もあるのではないでしょうか。
漫画家さんと編集者、案外、お互いのことを知らないものです。コミュニケーション不足になると不信感が生まれます。そういったときにどちらかが一方的に関係を遮断するのではなく、対話の道を探る必要があるのかなと思います。
担当さんとしっかり話し合ってみて、それでも状況が変わらないようであれば、新しい活躍の場を探すとよいのではないでしょうか。
変更して欲しい理由というのはどういうものなのでしょうね? どんな理由にせよ、まずはその担当さんと腹を割って話す必要があるのではないでしょうか。
担当と上手くいかない理由というと、コミュニケーション不足による不安と不信感が多いのかなと思います。コミュニケーションは双方の努力によって成立するものですから、質問者さんも辛い状況なのかもしれないけれど、心を閉じずにもう一度向き合ってみてはいかがでしょう。
場合によっては雑誌を離れることも考えているということを正直に伝えつつ、どうやったら不安を解消できるのか話し合ってみていただきたいです。それで解決するなら担当さんはそのままでもいいかもしれないですし、やっぱりダメなら担当変更になるのではないかと。
万が一、そういう相談をしただけで干されるようなら、雑誌を離れる決心がつくような気がしましたよ。……あくまでも私見ですが!
長い間同じ雑誌に投稿し続けていてデビューまで届いていないということなら、セカンドオピニオンを聞くために他誌に投稿してみてもいいのかもしれませんね。
専属契約をしているわけではないですし、デビューできそうな道を探すのは当たり前のことなので、担当さんには普通に伝えればいいのではないかなと。これまでデビューさせてあげられなかったという事実もあるわけですし、止めることはできません。
器用な方なら両誌に投稿していく道もあるかもですが、もし自分だったら、よりデビューに近い方、高い評価をしてくれた雑誌に絞ると思います。もっと長い目で見るなら、連載のチャンスがありそうな方を選ぶかな。仕事欲しいですし…。ご参考まで!
まずは今の担当さんに不安を打ち明けるのがよいのではないでしょうか。幸いにも関係は良好ということですので。担当さんと話し合った上で、やはり編集部と目指す方向が違うということであれば、新しい道を探るのは作家として当然のことです。
自分の想像だけで決めつけてしまうのはよくないので、担当さんから編集部の方針をよく説明してもらってから、考えをまとめるのがよいのかなと。
もし最終的に他誌に移るという選択をするにしても、少女漫画の世界は非常に狭いですから、今仕事をしている相手、特に担当さんにはしっかりと筋を通しておいた方がいいんじゃないかなとは思いました。ご参考まで!
考え方や感覚にズレがあるのは、ある程度は仕方がないことですし、プロ作家である以上、ネームのリテイクやコンペ落ちも避けられません! それはどこの編集部も一緒ですが、ご自身でリテイクやボツの理由に納得できているかどうかではないでしょうか。
担当さんから理由を説明されたときに「なるほどな」「やっぱりな」と感じるなら、客観的な意見として素直に受け止めた方がいいんじゃないかなと思います。なにくそと課題をクリアして掲載を目指していただきたいです。(編集の感想は手厳しいと感じるかもしれませんが、お金を出してくださる読者さんの方が絶対厳しいです!)
ただ、非合理的な理由で企画が通らず、面白さの基準が編集部と根本的に違うというのであれば、セカンドオピニオンを聞くために他の編集部にも読んでもらってもいいのかもしれませんね。
実際に作品を拝見したわけではないので、具体的な答えにはならなかったかもしれませんが、、ご参考まで。
編集部としては本当にアナログでもデジタルでも構いません!
ただ、このコロナ禍で、弊社ではアナログ原稿を校了することができなかった時期がありました…。現在ではアナログ原稿の取り扱いも復活していますが、連載作家さんはアシスタントさんを呼ぶことが難しいという事情もあり、デジタルに切り替えてくださった方が多いのも事実ではあります。
平時であれば本当にどちらでも。自分の表現したいことをより実現できる方をご利用くださいませ。
投稿をご検討いただき、ありがとうございます!
せっかくならタブレットで描く練習をした方がいいですね。スマホでは長時間描き続けると疲れますし、画面も小さく、仕上がりの確認がしにくいのではないかなと。
また、アシスタント採用の際には、作家さんと作業環境が近い方が優遇されます。(まだコミスタを使っている方もいますが、)多くの作家さんはCLIP STUDIO PAINTを使っていますから、タブレット&CLIP STUDIO PAINTで原稿を描く練習をしていくと良いのではないでしょうか。
J.A.C.(JAPAN ASSISTNTS CLUB)、GANMOなどの、アシスタント募集サイトはご存知ですか?
弊社運営のサイトDAYS NEOでアシスタントを募集していることもあります。チェックしてみていただければと!
別フレの連載&読み切り作品は基本的に32~40ページですから、基準にしていただければ。ページ数を自由にしているのは初投稿のハードルを下げるため。1作目から40ページ描くのが大変という方は、ショートから描き始めて、慣れてきたら32~40ページにチャレンジしてみるとよいかと!
ネームでも持ち込みOKです!特に描き込みの量に決まりはありませんが、表情や構図がきちんとわかる程度には描いた方がよいのではないでしょうか。ネームで応募される方は、過去作の原稿や仕上げ済みのキャラ表など、作画見本を添付していただけるとうれしいです。
ネーム、下絵、原稿、同人誌など、なんでもOKです。プロの方であれば、単行本や刷り出しでも構いません!
Palcyには、なかよし、エッジ、別フレ、デザート、KISS、BE・LOVE、シリウスが編集しているオリジナル作品も載っています。いずれかの編集部で担当がつけば、Palcyでの作品掲載を目指すチャンスが得られますよ。ちなみに、掲載の可否は各編集部内で決めていますので、相性のよさそうな雑誌に持ち込んでみてくださいね!
僕が入社する前の話ですが、別フレの増刊でBL特集が組まれたことがあるんですよ~。作者が「これは中高生の女の子が読んで楽しめるものだ!」と自信を持てるものなら、男女の恋愛もの以外でもチャレンジしてくださって構いません。
ただ、圧倒的にNLが好きな読者が多いのは間違いないので、そういった読者にどうアプローチするのかは策を練る必要があるかなとは感じます。
例えば「私がモテてどうすんだ」では、BLネタが一般層にも楽しめるように描かれていましたよね。
普段は百合をたしなまない別フレ読者にどうやったら興味を持ってもらえるかはぜひ考えてみていただきたいです!
その投稿者さんがどういう作品を面白いと思うのか、どういう漫画を描きたいのかを知るために聞いています。もちろん審査の対象というわけではありませんので、「別フレの作品を入れないといけないのでは…」トカ、変に気を遣わないで大丈夫です。本当のことを書いてください~。
我々はみなさんに興味深々です。そして、意外に編集長がこの項目を見てます笑。
投稿者さんも編集がこれまで何を担当してきて、いくつくらいで、何が好きかって知りたくなりますよね。
同じように、我々も一緒に働くことになるかもしれない皆さんがどんな方なのか知りたいので、応募要項としてこれまでの経歴などを簡単に書いてもらっています。
また、その方のパーソナリティーを引き出せると面白い漫画作りにつながることが多いので、情報は多ければ多い方がありがたいんです。
評価はあくまでも作品次第ですが、その方の現状に則したアドバイスをするために、応募要項をご記入いただいております!
批評シートは専門のスタッフが1人で全部書いております! 手前味噌ながら、優しく丁寧と評判でございます‼(本当に助けられている…)ちなみに、別冊フレンドの誌面上での評につきましては、セミナー班(全6名)で分担して書いてますよ~。
記念投稿もぜひ! 意外に評価されてラッキーってこともあるかもですし、逆に悔しい想いをするかもです。最初は記念だったとしても、その喜びや悔しさを糧にして、だんだん本気になってくれるとうれしいなとは思います。
応募条件は商業誌・商業WEB媒体への掲載経験があることですから、全く問題ございません。投稿をご検討くださいませ!
いかがでしたでしょうか。今回の記事で引っかかっていた疑問や漫画家を目指す上での悩みが少しでも解消されれば幸いです。素晴らしい成績を残され、マンガ家としてデビュー、再チャレンジできることを祈っています!
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■持ち込みの流れ
※感染状況等次第では対面持ち込みができない場合があります。
①対面持ち込み
1.まずは電話で予約をしよう!!
電話は持ち込み希望日の1週間前までに、月曜日~金曜日(祝日のぞく)の12時~20時のあいだにしてね!!
TEL:03(5395)3482 別冊フレンド編集部 まんがセミナー担当者まで
2.当日は、リラックスできる服装できてね!!
住所:東京都文京区音羽2-12-21 (GoogleMap)
3.受付で「自分の名前」「持ち込みの約束をしていること」「約束の時間」「約束した別冊フレンド編集者の名前」を伝えてね!!
4.受付を通ったら、編集者が指定した場所でリラックスして待っていてね♪
※当日はマスクを着用するなど、安全面に十分配慮してお越しください。
弊社1階に消毒液をご用意しておりますので、ご利用いただけますと幸いです。
また、体調が優れない場合は無理をせずに、ご来社をお控えください。
なお、状況に応じて、WEB持ち込みでの対応をご提案する可能性もございます。あらかじめご了承ください。
②WEB持ち込み
1.まずは、<BFまんがセミナーのメールアドレス:betsufure-hp@kodansha.co.jp>にメール、もしくは<BFまんがセミナーチーフさいきのTwitterアカウント:@BFseminar>にDMにて、持ち込みご希望の旨をご連絡ください。
2.担当者より折り返しご連絡しますので、原稿データを指定されたメールアドレスにご送付ください。お手数をおかけしますが、アナログ作画の方は原稿をスキャンしたり、スマートフォン等で撮影したりしてデータ化をお願いいたします。
※簡単に原稿データを共有できるCLIP STUDIO SHAREのURL送付もOK!
ご利用の際はこちらのリンク先からアップロードください。
3.作品の感想はメール、もしくは、Googleハングアウトの通話にてお伝えさせていただきますので、どちらをご希望されるか、原稿データ送付の際にメール本文にてご指定ください。
※Googleハングアウトでの通話をご希望の方は、事前にGoogleアカウントの作成とアプリのダウンロードが必要になりますのでご準備をお願いいたします。
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記事制作協力:別冊フレンド編集部
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