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コラム 2016年12月16日

モーニング新人賞3賞紹介2:宮本副編集長「モーニングゼロは月例賞なのに編集長が全作品に目を通すのが特徴です。執念だと思います。」

長年青年誌のトップグループを走り続けてきたモーニング編集部が、新人賞を3つに増やすなど新人獲得に本気です。宍倉編集長や、新人賞担当者の副編集長の皆様からお話をうかがいます。PR

 

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  【話者プロフィール】 モーニング宮本敦史副編集長

主な担当作/「はじめの一歩」「おれはキャプテン」「もう、しませんから。」「グラゼニ」「彼女とカメラと彼女の季節」 編集者歴/24年 モーニング在籍歴/6年 普段の仕事/「マリアージュ~神の雫最終章」担当、モーニングゼロのチーフ

マンナビ|モーニング紹介ページ:https://mannavi.net/magazine/400/ 
マンナビ|モーニングゼロ紹介ページ:https://mannavi.net/newcomer/1156/  

 モーニング編集部編記事 1 - 2 - 3 

ここからは、モーニング編集部の新人賞「モーニングゼロ」(以下、ゼロ)担当の宮本敦史副編集長にお話をうかがってまいります。

 

〆切から10日後には受賞者に連絡が行き、落選含むすべての作品に講評

―新人賞のモーニングゼロの特徴を教えてください。

編集長の宍倉の話でもありましたが、モーニングでも月例賞をということで始めました。賞の特徴としてはGATEやちば賞と違って毎月の賞ですので、評価が早く、すぐ結果が出ることがあげられます。応募締切りからおよそ2ヶ月後には誌面で発表しています。作品への講評もつけて全員にお返ししています。

あとは特徴として、選考結果を毎月4ページのマンガでお伝えしています。具体的にお見せすると以下のようなものですね。

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引用: 【第22回】 2016年9月期結果発表!http://www.moae.jp/comic/morningzero2/25
つづきはリンク先を参照ください。

 

 

―選考の様子をマンガで描いている新人賞は、あまりないですよね。私も、編集者さんはこういうところを見るんだなと毎回楽しみにしています。

ゼロでは本誌の誌面やDモーニング、webサイト(モアイ)などに選考の様子を掲載しています。一般の方にも新人発掘の過程を見ていただこうということで、もう1年近く続けていますね。

 

―マンガで選考の様子を伝える狙いはなんだったのですか?

編集者がどこをみてどういう評価しているか、マンガで伝えることができれば、わかりやすいと考えました。特に受賞作は、奨励賞以上だと少なくともモアイで公開されるので、作品と合わせて見てもらうことができますから。

(編集部注)先に紹介した選考の様子マンガで講評されていた受賞マンガへのリンク。

【モーニングゼロ2016年9月期:佳作】

『皇帝陛下こうていへいかの蝋人形師ろうにんぎょうし』かやま ゆう(東京都・33歳)

『自殺じさつしちゃったともだち』堀たまき(住所・年齢は非公表)

【モーニングゼロ2016年9月期:奨励賞】

『years』二世(北海道・29歳)

『よっちゃん』おおたつむる(東京都・26歳)

『女王じょおうの選択せんたく』野田塔子(京都府・35歳)

 

 

―講評をマンガで読みながら、その作品も一緒に見ることが出来ることはゼロの大きな特徴ですね。そんな取り組みの中で、どんな新人に応募してほしいと思われているのでしょうか。

ゼロでは、こういう新人に来て欲しいというイメージをあえて作っていません。むしろ、私たちが思ってもみなかった人に来て欲しいと思っています。一番敷居が低い新人賞なので、誰でも来てくださいという場所で、担当者もつきやすいんです。

実際ゼロで担当のついた人が、ちば賞やGATEに応募して受賞するという流れが増えていますね。それは編集者にとっても作家にとっても、ある意味、一番理想的なパターンかもしれません。

他の賞に比べると、より原石に近い人を求めているというか、完璧な作品でなくとも月例賞なので何度でも気軽に応募してもらえればと考えています。勿論、他の賞も原石探しということでは同じですが、よりそういう位置づけの新人賞ということです。

 

―担当者がつくというのはメリットと思いますが、デビューへの道としてはいかがですか?

紙の本誌には平均して2ヶ月に一本はゼロの受賞作から掲載されています。DモーニングやWebサイトでの掲載は毎月ですね。そういう意味ではデビューにも繋がっています。

 

―モーニングの特徴を考えると、例えばファンタジー作品のようなジャンルは合わないなどありませんか。読者が若手サラリーマンなどをターゲットにしているとすると、そういう人たちに刺さる作品が求められるのでしょうか。

私自身はモーニングとモーニング・ツーの両方を担当しているので、最終的にはどちらかで連載がとれるような人がくるといいなと思っています。その2誌を網羅する言葉ってなかなかなくて。サラリーマン向けだけでもないかなと思います。モーニングだけだったら割と言いやすいのかもしれないですけど。

 

―実際、月例賞のゼロは、どれくらいお返事が早いのでしょうか? 新人も気になるポイントだと思うのですが。

月末で応募を締め切り、翌月早々8~10日くらいまでに審査をして、原則として10~15日くらいには受賞者と担当がつく方には連絡がいきます。年末年始やGWなどの特別なタイミングでなければですが。

 

―ということは、早ければ〆切から10日後に受賞したり担当がついたりと結果がわかるんですね。

はい。

惜しくも落選してしまった人にもその次の月初には講評コメントをつけて送っていますね。

投稿者にとって、自分の作品がどう読まれたのか、というのは知りたいところだと思いますので。ゼロを運営していてひしひしと感じるのは「漫画を描く人はみな、自分の描いたマンガを読んで欲しいというのだ」ということです。講評を返すということは、その思いに応えているようなところもあります。

 

編集長が全作品に目を通す、その執念。

―審査が早くて講評が必ず得られることのほかに、ゼロの特徴はありますか。

ゼロは毎月5-60本くらい応募があるのですが、すごいのはゼロに関しては、編集長が全ての応募作を読んでいるということですね。ちば賞やGATEは2次選考から編集長は読むわけですが、ゼロについては毎月すべて編集長が読んでいます。しかも最初に講評を提出してきます。

 

―そ、それはちょっと聞いたことがないですね。一つ前のインタビューでも、若い世代を誌面に載せることに宍倉編集長が力を入れていることはお聞きしましたが、編集長がそこまでやるのは、珍しいのではないでしょうか。

他誌の編集部にいた際も、編集長がすべての投稿作を読むというケースはありませんでした。モーニングにこれまでなかった月例賞を初めて導入したのも編集長の宍倉です。モーニングに新人を入れようという執念を感じますね。

 

―最後に応募条件を教えてください。

ゼロに関しては、完成原稿であれば1pページから応募可能ので、事実上無制限です。同人誌もオリジナルであれば投稿可能です。

 

―デビューを目指す新人であれば、必ずチェックしておきたい賞だということがよく分かりました。ありがとうございました!

つづき

 

参考ページ:

マンナビ|モーニングゼロ紹介ページ https://mannavi.net/newcomer/1156/ 


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※ 出稿元 株式会社講談社モーニング編集部  文:マンナビ編集部

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